JRA 8月27日（日） 特選レース・特注馬

注目馬は⑨ペイシャオウユーです。なんといっても鞍上のモレイラ騎手が魅力です。モレイラ騎手は通算でこの札幌ダート1700mの成績が最も良く、【22-9-5-18】勝率40.7%複勝率66.7%です。ほとんどが上位人気での成績になるのですが、単回収率は152％ですので買い目には必ず入れておいた方が良いかと思われます。もちろん、過去のワールドオールスタージョッキーズでも勝利しています。

ペイシャオウユーはダート1700ｍを中心に使われていますが、不得手な不良馬場が4戦続くなど今年は本来のレースができていません。前走は久々に良馬場で行われたものの、ペースがかなり遅く3角で少し挟まれるような場面もあり、全く競馬になりませんでした。

馬場が少し心配です。ぐちゃぐちゃの不良馬場だと厳しいですが、時計がないタイプでもないと思うので、重くらいまでで止まってくれればと思います。

過去の傾向とデータはこちら。

本命は④キミワクイーンです。前走函館スプリントSはやや後ろの位置取りになりましたが、上り１位の脚で差し切り勝利しました。今回はメンバーを見ると先行勢が少ないので、いつも通り前目につけてレースができるのではないでしょうか。

昨年同時期に札幌芝1200mの2勝クラスを勝利してからは、1200mのレースを使い続けて、安定した好成績で重賞勝利まで結び付けました。

良馬場でも1分9秒台の決着になりがちなこのレースならば、持ち時計的には苦しいキミワクイーンでも安心して軸にできると思います。

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本命は⑫アスコリピチェーノです。このレースはとにかく上りの早い馬が上位にくる特異なレースです。アスコリピチェーノは前走の新馬戦で、上り2位の馬よりも0.5秒速い33.3の最速上りで勝利しています。上り2位の馬は1.3秒差の8着ですので、レース内容としては異次元の脚を使って差し切った形になります。

前走はフルゲート16頭の3枠5番に入ったため内目で包まれる形になりましたが、今回は12頭立ての大外に入りましたので、きっちりと能力を発揮できると思います。

唯一の不安点は距離延長が不利なデータです。当レース過去5年のデータで【0-1-1-25】となっています。乗り替りに関しては、ワールドオールスタージョッキーズの影響を毎年受けるレースなのですが、勝ち馬にはむしろ良いデータになっています。

本命は⑤カレンシュトラウスです。生涯成績【5-4-3-2】と大変安定した成績で、オープンクラスに入ってからも常に上位争いをしています。この馬の長所は何といっても常に上り上位の脚を使ってくるところです。どのような展開になっても、12頭立てであれば馬券圏内は堅いのではないでしょうか。

今回長期休養明けになりますが、休み明けでも実績のある馬ですし、最終追い切りも栗東坂路53.8ー39.1ー25.3ー12.3と馬なりで後傾ラップを踏んでいますので、状態的な心配はなさそうです。