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12月13日(水)に川崎競馬場ダート1600mで行われるJpn1全日本2歳優駿の過去の傾向とデータを分析していきます。前走レースの成績・脚質傾向・血統・枠順などから共通の傾向を探り、予想に役立つデータをピックアップしていきます。
〇 過去5年の1-3着馬データ
![過去の傾向とデータ 全日本2歳優駿
過去5年の1-3着馬データ](https://okiraku-keiba.com/wp-content/uploads/2023/12/image-6.png)
過去10年人気順別成績
もっと長いスパンで見ても、勝ち馬は1-5番人気以内に収まっており、単勝オッズもすべて10倍以下になっています。頭数割ではなくその年の出現割合でいえば、2着・特に3着は6番人気以下が割って入る確率がかなりあるという傾向になっています。
逆に1-3番人気以内の組み合わせで決まった年は、過去10年で2回のみです。
6番人気以下の圏内6頭は5頭が地方所属馬で1頭がJRA所属馬でした。6頭すべてに重賞での連対実績がありました。
![過去の傾向とデータ 全日本2歳優駿
過去10年人気順別成績](https://okiraku-keiba.com/wp-content/uploads/2023/12/image-15.png)
過去10年所属別成績
JRA20頭:地方馬10頭の割合で、南関以外の他地区は北海道所属馬の2頭が圏内に来ています。JRA勢のみで1-3着を占めたのは、ここ10年では14年・18年・22年の3回のみです。
![過去の傾向とデータ 全日本2歳優駿
所属別成績](https://okiraku-keiba.com/wp-content/uploads/2023/12/image-16.png)
〇 過去5年の1-3着馬の前走成績
兵庫ジュニアグランプリからは10年中7年と毎年のように圏内に来る馬がいますが、1着馬は15年から出ていません。また、前走1着馬も複勝率37.5%とさほど信頼性が高いわけではありません。
JBC2歳優駿は13・14年と1着馬が制覇していますが、その後は17年の2着を最後に圏内に来ていません。
![過去の傾向とデータ 全日本2歳優駿
過去5年1-3着馬前走成績](https://okiraku-keiba.com/wp-content/uploads/2023/12/image-7.png)
〇 まとめ
基本的に前走は1着が絶対条件で、巻き返しがあるとすれば前走交流重賞である事。
地方馬は重賞での連対実績が条件となります。今年も該当馬はいますが、所属先に実績がないなど、例年のような傾向にぴったりな馬がいないように感じます。
ただ、JRA勢も勝ち馬にぴったり合うタイプが出てこない感じのため、地方馬は重賞実績のある馬を3着づけで勝っておくぐらいの方が良いかもしれません。
一方JRA勢は、JBC2歳優駿勝ち馬・兵庫ジュニアGP1-3着馬・1勝クラス1着馬という字面上はかなり強力なメンバーですが、近年好走の多い1勝クラスの出走馬が今年は少ないです。特に1600m以上の1勝クラス勝ち馬が出てきていないのが悩ましいところです。
とはいえ、ダートのレース体系が変化している流れで、芝戦線同様に早い段階で賞金を積み上げていかないと来春の主要レースに間に合わないため、前走実績の傾向も大きく変わっていくのかもしれません。傾向が変化して、今年からJRA勢が上位を独占していきそうな感じもしています。
そういった流れで、最近実績のないローテですが、JBC2歳優駿で2戦目とは思えない脚を使って差し切った⑫フォーエバーヤングを最有力とします。
以下、JRA勢4頭は同列の扱いです。
![](https://www19.a8.net/0.gif?a8mat=3TF2AN+3XP6R6+39FI+ZQV5T)