兵庫ゴールドトロフィー Jpn3 傾向とデータ

12月20日(水)に園田競馬場ダート1400mで行われるJpn3のハンデ戦兵庫ゴールドトロフィーの過去の傾向とデータを分析していきます。前走レースの成績・脚質傾向・血統・枠順などから共通の傾向を探り、予想に役立つデータをピックアップしていきます。

〇 過去5年の1-3着馬データ

兵庫ゴールドトロフィー 過去の傾向とデータ 過去5年の1-3着データ

園田1400mは4コーナーのポケット付近からスタートして最初のコーナーまで400m程度あるコース設計です。そのため最初の位置取りに余裕があることから、枠順による有利不利が少ないコースです。
上の過去5年の表でも2・4枠の成績が悪く、過去10年さかのぼってもその傾向は変わりません。人気の偏りなども関係しているかと思いますが、コース形状とは関係ない傾向があるようです。

所属別ではここ5年で1/3は地方馬が馬券圏内を占めていますが(過去10年で見ても同じく1/3)、創設以来地方所属馬が勝ったことがありません。。ただ、毎年のように地方馬も絡んでおり、ここ10年でJRA所属馬が上位独占したのは2回だけです。
地方では高知競馬所属馬が過去10年で【0-1-2-3】と複勝率50.0%の大健闘です。対して、地元の兵庫所属馬は【0-1-2-38】で複勝率7.3%と低調です。岩手や南関など他の地方所属馬も3着以内に来た実績があり、軽ハンデ馬を中心に広く抑える必要があります。

ハンデ戦なので斤量別のデータも気になります。ここ10年で勝ち馬は全て56kg以上の斤量で、複勝率も56kg以上から40%を超えていき、1kg刻みで見ても重いほど複勝率は高くなる傾向です。
軽量では53kgの【0-1-2-7】複勝率30.0%が比較的高く、表では52kg以下が目立ちますが、【0-2-2-42】複勝率8.7%と全体の確率はかなり低いです。

年齢は19年の3着馬サクラレグナムの10歳が光るとおり、高齢馬の活躍が目立つレースです。過去10年で8歳以上は【0-4-4-15】複勝率34.8%で、4歳の35.3%に続く好成績を残しています。ただし、13-16年で6頭が絡んでおり、近年はそこまでの傾向にはないようです。

人気順からは過去10年以上さかのぼっても、勝ち馬は4番人気以内からでています。過去10年で1番人気の複勝率は80.0%と高いものの1着は4回のみで、4番人気までの連対率はほぼ同等くらいに見ておいた方が良さそうです。
過去10年で5番人気【0-0-3-7】・6番人気以下【0-2-2-57】という成績ですが、JRA所属馬の5番人気が2頭3着に来ており、5番人気以下のそれ以外の圏内馬5頭は53.0kg以下の地方所属馬です。

〇 過去5年の1-3着馬前走成績

兵庫ゴールドトロフィー 過去の傾向とデータ 過去5年の1-3着馬前走成績

過去10年では馬券圏内に来た馬の内訳は、交流重賞12頭・JRA重賞8頭・JRAオープン2頭・その他各地方のレース8頭となっています。

交流重賞のうちJBCスプリントが8頭と一番多く、所属先・前走人気・着順は関係なく巻き返してくる傾向です。ここ10年で4頭の勝ち馬が出ています。
その他の交流重賞は、ラプタスの前走1番人気10着という例外がありますが、おおむね5番人気以内5着以内というのが基準になりそうです。

JRA重賞ではカペラSが5頭で2桁着順からの巻き返しも複数あります。他の3頭は武蔵野S2頭とチャンピオンズC1頭でいづれも1.0秒以内の負けでした。
JRAオープンの2頭は前走勝ち馬と0.1秒差の5着馬です。このJRA重賞とオープンの組からここ10年で6頭の勝ち馬が出ています。

地方のレースからは18年3着のキクノステラが前走6着でしたが、それ以外の圏内7頭は全て前走1着でした。そのキクノステラも当日は5番人気でしたし、JRAの出走馬が3頭しかいなかった結果ともいえます。
19年以降で地方のレースから圏内に来た3頭は、すべて園田のレースを使っていた点も注目です。