名古屋グランプリ Jpn2 傾向とデータ

12月21日(木)に名古屋競馬場ダート2100mで行われるJpn2の名古屋グランプリの過去の傾向とデータを分析していきます。前走レースの成績・脚質傾向・血統・枠順などから共通の傾向を探り、予想に役立つデータをピックアップしていきます。

2021年までは旧名古屋競馬場2500mで行われ、22年は新しい名古屋競馬場に移転して2100mに変更して開催されました。新コースは1週が1180mで、日本一短かった直線も194m→240mに延長されました。3・4コーナーはスパイラルカーブになったので、直線で馬群がばらけやすくなっています。また、地方の競馬場としては最大クラスの30mのコース幅も大きな特徴になっています。

2100mのスタート地点は2コーナーのポケット奥で、3コーナーまでは300m以上あるので位置取りの争いに枠順は関係なさそうです。このコースはまだデータが少ないので、様々なサイトの過去の枠順データなどには注意してください。

〇 過去5年の1-3着馬データ

過去の傾向とデータ 名古屋グランプリ 過去5年の1-3着データ

人気順別成績(過去10年)

1番人気の信頼度はそこそこ高いですが、他の交流重賞と比較すると勝率は低めです。ここ4年は連続して1番人気が勝利を収めており、傾向は変わってきているかもしれません。

同じく2番人気までの連対率は信頼度が標準的です。3-5番人気はややばらけている印象ですが、6番人気以下の信頼度はぐんと下がるので、毎年上位となる5頭のJRA勢が中心となる傾向が続いています。

6番人気以下から圏内に来た3頭は、地方馬1頭とJRA2頭です。近走で交流重賞を好走した地方所属馬が5番人気以内になった時に、6番人気以下にはじかれたJRA所属馬が来るパターンが2度ありました。

過去の傾向とデータ 名古屋グランプリ 人気順成績

所属先別成績(過去10年)

JRA【10-10-8-22】 複勝率56.0%
愛知競馬【0-0-2-32】 複勝率5.9%
その他地方【0-0-0-30】

地方競馬で馬券圏内に来たのは16・17年のカツゲキキトキト(愛知)の3着のみです。
18年もカツゲキキトキトが5着に入り、20・21年は4着に南関所属馬が入りました。それ以外の5着以内馬は全てJRA所属馬が占めています。南関所属馬あたりがそろそろ圏内に入ってもおかしくない雰囲気で、地方馬は3着付けで入れておいた方が良さそうです。

〇 過去5年の1-3着馬の前走成績

過去の傾向とデータ 名古屋グランプリ 過去5年の1-3着馬の前走傾向

JRA所属馬の前走成績(過去10年)

浦和記念【4-1-4-8】 複勝率52.9%
JBC各競争【3-0-0-1】 複勝率75.0%
チャンピオンズC【1-3-1-1】 複勝率83.3%

今年は浦和記念組のJRA勢は1着馬を含む3頭、JBCからはレディス2着馬、その他の交流重賞2着馬の計5頭が出走します。浦和記念組は連対率29.4%と、JRA所属馬全体の連対率40.0%から大きく劣りますので、このあたりを考慮して馬券の組合わせを考えたいところです。